水源の種類:湧水と思われますが詳細は不明。
取水口:自然湧水
ゴミ等の投棄:なし
トイレ設備:蓑毛バス停公衆トイレ
場所:神奈川県秦野市蓑毛674⇒(Googleマップ)
コメント
今回は秦野市蓑毛地区に位置する大日堂の境内にある「蓑毛 金剛水」といわれる湧水井に訪れました。
蓑毛 金剛水01
「蓑毛 金剛水」の湧水井は、大日堂の西側にある小さな広場の奥に位置し、自然石の石組で造られ池のような姿で存在していました。その石組のそばには、蛇口の付いた立水栓と流し台が設置されていました。ただし、この水道設備と「蓑毛 金剛水」についての関連性は分かりません。おそらく、流し台の下にはバケツなどが置いてあることから、おそらく湧水井を掃除したり管理するために設置されたのだと思います。
蓑毛 金剛水02
残念ながら今回訪れた際には、石組の湧水井には水が溜まっていませんでした。後に調べたところ、かつては湧水井に深々と清水が蓄えられていたそうですが震災後は涸れてしまったという文献を見つける事ができました。ただ、この震災とはいつの震災の事を指しているのかは分かりませんでした。
蓑毛 金剛水03
「蓑毛 金剛水」の湧水井がある広場への入口に設置されていた説明看板です。ここに記載されたお話しによると、この金剛水は大山に参詣する際にこの清水で身を清めお参りをしたそうです。また、雨乞いの清水としての言い伝えもあり、村人が大日堂で念仏を唱えこの金剛水をかい出すと雨が降ると今に伝えられているそうです。